繊研新聞に掲載されました。 ヨシダユウ
繊研新聞に掲載されました ヨシダユウ
バングラデシュにある自社のアパレル工場に生地や糸をストックし、短納期の生産に力を入れるヨシダユウ(大阪市)は、進化を続けるバングラデシュ現地企業の中で、競争力の工場に取り組む。
将来を見据え、環境への負荷を考慮した工場運営にも取り組んでいる。
バングラデシュ縫製業は、第一四半期、第二四半期の受注が大幅に減ったと報告されています。
H&Mなどを手掛ける大手は減っていませんが、抽象工場が厳しいようです。
有害化学物質の排出を規制するZDHCの取り組みが始まれば、対応できない工場にとっては影響が出そうです。
欧米向けの輸出が多いバングラデシュの企業は受注が減少する中で、労働者の安全や環境対策などを強めていると感じています。
当社がバングラデシュで14年に立ち上げた第二工場は、環境に配慮して建設しました。
40キロワットの発電力を持つソーラーパネルを設置し、照明やパソコンなどについては全て太陽光で賄っています。
ここで生産しているのは今のところ日本向けだけですし、生産能力もほぼいっぱいですが、欧米向けも可能なように建物や労働の監査を踏まえてます。次の時代をにらんだものです。
短納期や小ロットを強みとしていますが、一人当たりの生産を上げるのを課題とし、ヘルパーを減らした運営などを進めています。
17年に稼働した第三工場には新設備を入れ、ラインを増やす計画です。
バングラデシュの他の工場にはない特徴を出さないと生き残れないと考えています。
生地や糸は中国・杭州法人の開発・調達機能を活用しています。パターンやデザインの機能も中国に置いています。
また、タイ バンコク法人にはグラフィックなどの機能があり、ネット販売向けの画像編集などを行なっています。
以前は日本で行なっていたのですが、タイに移管し、機能的な対応やコスト低減につなげています。
デザインを専門に学んだスタッフ8人を配置し、キャラクターのTシャツなどの生産にプラスになっています。
日本、中国、タイ、バングラデシュの各拠点が連帯し、取引先へのサービスを提供していける体制を今後も拡充していきます。
カジュアルウェアの直営店「キャラバス 」は見直しており、実店舗は1店舗のみにしました。販売員の確保が難しいのが主な要因です。
19年秋服の売り上げは好転しています。キャラバスケットはネット販売に舵を切り、仙人の人員も配置したことで売上高は半年で3倍に増えました。3年計画で一定の規模にする計画です。